メールマガジン「ベトナム株情報」　
VOL.175
2012.4.24

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CONTENTS

01. ホーチミン市インフラ投資、第2サイゴン橋着工
02. 週間☆アクセス数上位ランキング！
     特集（2012年4月16日～2012年4月22日）
03. 噂のうわさ話
   　CII（ホーチミン市インフラ投資）
04. サイゴン・街角風景　　
　「南部のラーメン」
　　
01.   ホーチミン市インフラ投資、第2サイゴン橋着工

ホーチミン市人民委員会とホーチミン市インフラ投資[CII]は14日、同市2区とビンタイン区を
結ぶ第2サイゴン橋の着工式典を開催した。14日付VNエクスプレスが報じた。

式典には、ホアン・チュン・ハイ副首相やレ・ホアン・クアン主席らが出席した。ハイ副首相は式で、
同案件の早期着工を実現した同市のインフラ整備に対する姿勢を高く評価した。

   クアン主席は、第2サイゴン橋について、現在のサイゴン橋のすぐ隣に並行して建設するため、
工事の安全性と品質の確保を最優先するよう投資主と施工業者に要請した。

   第2サイゴン橋は1兆5000億ドン（約58億6000万円）を投じて建設される。全長987メートル、
幅23.5メートルで、現在のサイゴン橋の下流側約3メートルに並行して建設する。完成時期は21か月後の予定。

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02. 週間☆アクセス数上位ランキング！
（2012年4月16日～2012年4月22日）

このコーナーでは、前週のベトナム株情報（www.viet-kabu.com）の
アクセス数の多かった記事を紹介いたします。

1 位 ホアン・アイン・ザーライ、2012年税引前利益▲29.5％減益見通し
[2012/04/20 13:44 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/hochiminh/120420012308.html

ホアン・アイン・ザーライ[HAG]は、2012年利益見通しを次の通り発表した。
20日付ダウトゥチュンコアン誌が報じた。

＜2012年利益見通し＞
・税引前利益：1兆2000億ドン(約47億円)

前年比▲29.5％
＋不動産販売による利益：4850億ドン(約19億円)
＋採鉱による利益：3300億ドン(約12億9900万円)
＋水力発電による利益：900億ドン(約3億5400万円)
＋木材品加工・販売による利益：1000億ドン(約3億9400万円)
＋建設による利益：900億ドン(約3億5400万円)
・配当：額面比15％

同社のドアン・グエン・ドゥック会長は、2012年の利益見通しは控えめなものであるが、
持続的で安定的な成長を目指しているとコメントしている。

また、同社は傘下企業のホアン・アイン・ザーライ・ゴム総公社の株式を2014年に
ベトナムの証券取引所へ、2015年にシンガポールの証券取引所へ上場させる方針。
なお、HAGは同ゴム総公社の株式の96％を保有している。

同ゴム総公社はこのほど、日本の投資ファンド、オランダ企業1社、

ベトナム企業2社を対象に資本金の4％に相当する株式を発行した。
更に、シンガポールのテマセク社（Temasek Holdings）向けに
転換社債を発行し、5500万ドル(約44億8580万円)を調達した。
また、同ゴム総公社の企業価値は海外機関により10億ドル(約815億円)と
評価されている。

2 位 ベトナム企業、海外証券取引所上場を計画するも法未整備の壁
[2012/04/20 16:51 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/hochiminh/120420043120.html

国内の法令が未整備のため、◇ビナミルク[VNM]、◇キンド食品[KDC]など、
海外証券取引所への上場を計画していた大手企業が揃って計画を先送りした。
20日付ダウトゥチュンコアン誌が報じた。

そんな中で、ファットダット不動産開発[PDR]は2011年の定時株主総会で、
新株1800万株を海外で発行し、◇シンガポール、◇ロンドン、◇ルクセンブルグの
いずれかの証券取引所に上場させる計画を提案したが、結局実現出来なかった。
同社は21日に開催を予定している2012年定時株主総会で、再びその計画を提案する。
承認を得た場合、2012年中または2013年第1四半期までに計画を実現させる方針を
明らかにした。

4月末にホーチミン証券取引所（HSX）への株式上場を計画している
ペトロベトナムガス株式会社(PVガス)も17日に行われた2012年株主総会で、
シンガポール証券取引所への株式上場計画を提案し既に承認を得ている。

これまでで多くの国内企業が海外証券取引所への株式上場計画を発表したが、
実際に計画を実現出来た企業は1社も無いため、PDRやPVガスの計画についても
実現性は低いと見られている。

大手企業のホアン・アイン・ザーライ[HAG]とビンコム不動産[VIC]は海外証券取引所へ
自社が発行する「証券」を上場させているが、その「証券」は「株式」ではない。
現行の法規定では海外証券取引所への株式上場はまだ可能になっていないためだ。

HAGは2011年3月に、ロンドン証券取引所へグローバル預託証券（Global Depositary Receipt＝GDR)
（※）形式での上場を果たし、海外市場に上場した初めてのベトナム企業になった。

VICも2009年に国際市場向け転換社債発行に成功して1億ドル(約82億円)の資金を調達し、
同転換社債をシンガポール証券取引所に上場している。さらに追加で国際市場で
無担保転換社債発行に成功し1億8500万ドル(約151億円)を調達、
今年3月末に同社債をシンガポール証券取引所に追加上場させた。

※グローバル預託証券（Global Depositary Receipt＝GDR)とは、
発行会社が金融機関（大抵の場合は国際的な銀行）向けに新株を発行し、
金融機関が引き受けた株式を複数の市場向けに預託証券を発行することで、
世界中での証券取引を可能にする商品。

3 位 カンボジア証券取引所での取引概要
[2012/04/17 16:28 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/cambodia/120417024706.html

カンボジア証券取引所（CSX）は、18日に取引を正式に開始する。
取引概要は以下の通り。16日付ベトストックが報じた。

市場    カンボジア証券取引所
取引通貨    カンボジアリエル (KHR)
取引時間    第1節：午前8時～9時まで（板寄処理：9時）
第2節：午前9時～11時30分まで（板寄処理：11時30分）
取引が行われる日    月曜日～金曜日（現地の祝祭日を除く）
受渡日    約定日の2営業日後（T+2）（決済時間が受渡日の午前8時30分となる）

注文方法    リミット・オーダー（指値注文）
（※）指値注文とは、証券会社に株の注文を出す時に、売買価格を指定して注文すること。
「A社株を4万リエル以下（以上）で買い（売り）」というように注文し、その銘柄が指値に
到達した場合に売買が成立する。

注文手段
・証券会社によるもの
・電話・ファックスによるもの
・メールによるもの
（※）オンライン取引はまだ可能になっていない。

参考株価    ・既存上場銘柄：参考株価を直近営業日の終値とする。
・新規上場銘柄：参考株価を新規株式公開（IPO）での発行株価の90～150％としなければならない。

値幅制限    前日の終値±5％

取引単位    1株単位

呼び値(株価の最低変動単位)    ・株価5万リエル未満：50リエル刻み
・株価5万リエル以上～50万リエル未満：250リエル刻み
・株価50万リエル以上：500リエル刻み
注文の修正・取消し    注文の修正・取消しが可能なのはまだ約定されない注文に限定する。

なお、開場日である18日のみ、午前9時9分に取引を開始し、
板寄処理をそれぞれ10時20分、12時に行う。

(2012年4月24日発行ベトナム株通信第1640号)
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■CII（ホーチミン市インフラ投資）■

2011年業績
・売上高：1988億ドン（約7億7700万円）、前年比+0.4％増
・税引後利益：1393億ドン（約5億4400万円）、前年比▲63.1％減
・1株利益（EPS）：1854ドン
・株価収益率（PER）：11.6倍

・株主資本利益率（ROE）：10.2％
・総資産利益率（ROA）：3.3％

◇インフラ建設投資、道路通行料徴収◇不動産、◇金融投資の3事業による売上高があるが、
直近2年間に当社が運営する有料道路の付近に多くの新道路が開通したことから、当社が運営する
有料道路における交通量が減少し、道路通行料徴収による売上高が伸び悩んでいる。

2011年の売上高は前年並みとなったが、貸付金利が高水準を保っていることを受けて支払利息が
急増し、税引後利益は前年比▲63.1％減と大きく減少した。2012年はインフラ投資事業による売上高が
引き続き低迷する見通しであるが、貸付金利が低下することが予想されることから金融活動費用が
減少する見通しである。

2012年業績見通し
・売上高：1846億ドン（約7億2100万円、前年比▲7.2％減）
・税引後利益：2261億ドン（約8億8300万円、前年比+62.4％増）
・1株利益（EPS）：3010ドン
・株価収益率（PER）：9.6倍

・株主資本利益率（ROE）：16.7％
・総資産利益率（ROA）：4.5％

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04.サイゴン・街角風景

毎週、ベトナムのほのぼの写真をお届けいたします。
今週は「南部のラーメン」です。

今日はラーメン作ったからね！
ベトナムのお母さんに呼ばれて家庭のラーメン。
ほほー、豚骨で取った出汁が効いてこれは旨い！
ただこのお宅、麺はなぜかいつも黄色の中華麺（Mi/ミー)と
白い米麺(写真はBun/ブン）の2色。

北部や中部はわかりませんが、南部人は2色麺を好むようです。
中華麺とブンのセットは通常麺炒めの時で汁麺では登場しないそうです。

汁麺の場合は通常これまた米を原料にして作られた平麺の
フーティウ(Hu Tieu)と中華麺（Mi/ミー)のセット、
フーティウ・ミー(Hu Tieu Mi)が一般的。
これは南部で代表的な屋台料理のひとつです。

小さなどんぶりの中を覗くとフーティウとミー(中華麺)が半々に浸かっています。
ある日本人は「こんなのは邪道だあ！」とのたまう輩もおりましたが
いやいや、外国人に邪道と言われてもねえ・・。

そういう方はラーメンだけ！フーティウだけ！という注文もありです。

でもやっぱりちょっと不思議。何故2種類一緒なんでしょうか。
1種類では飽きちゃうでしょ、2種類あると楽しい気分になるとか。

新しい物好きあちこちにすぐ目移りする南部人らしいご意見頂きました。

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今回は、ここまでです。
最後まで、お読みいただきましてありがとうございます。
今後とも、「ベトナム株情報」をよろしくお願いいたします。

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